不動産探しを始めると、仲介業者が多くの物件を紹介してくれます。基本的には、希望条件に合致した物件を紹介してくれるのですが、なかには「えっ?」と思う物件もあります。
今回は、物件を見に行く前に、仲介業者に伝えておきたい注意点(希望条件)をシェアします。妥協できないポイントをきちんと仲介業者に伝えておくことで、物件を見に行く時間を節約することができますよ。
「ここ、いいな♪」と思う物件には大抵落とし穴があります。ついつい価格や広さばかりに注目してしまう物件選びですが、これら以外の要素を見落とさないようにすることが大切です。
見落としがちな条件①:所有権ではなく借地権
「この物件安いな」と思ったら借地権だったことが多かったです。所有権の物件より1,000万~2,000万円単位で安い、というのがざっくりとした印象でした。
人気のない借地権物件を何とか販売したい仲介業者は、あの手この手で借地権の良さをアピールしてきます。すべて営業トークですので無視して大丈夫です。
見落としがちな条件②:道路が狭い
東京都心部における物件探しではあるあるかもしれませんが、物件に到達するまでの道路が狭いことが多かったです。道路が狭いと車の運転に支障をきたします。
ミニバンなどの比較的大きな自動車を所有している方であれば、5メートルくらいの道幅を確保したいところです。
見落としがちな条件③:目の前がお墓
「四谷でこの価格かぁ」と胸に期待を膨らませて見学にいった物件、2階に上って窓から景色を眺めると一面にお墓が広がっていました。
「こんな特徴があるなら事前に行ってくれよ!」と仲介業者を責めたくなってしまう瞬間でした。
見落としがちな条件④:学校が近い
気にならない人は気にならないかもしれませんが、我が家の場合には、騒音と治安の観点から、学校の近くは敬遠しておりました。夜の学校は少し不気味ですよね。
紹介された物件の地図を見て、近くに学校がないかどうか確認するようにしましょう。
見落としがちな条件⑤:家の前が坂
これは地域によってはかなりの確率で遭遇するのではないでしょうか。坂の途中にある家は、景色はいいのかもしれませんが、車を駐車するのは一苦労です。
坂に途中にあるからと言って価格が安く設定するわけではなく、わざわざ坂の途中にある家を選択する必要はないでしょう。
見落としがちな条件⑥:宗教施設に隣接
これも実際にあった物件の話です。JR山手線の某駅から徒歩5分という最高の立地で手の届く範囲の価格の物件。意気揚々と見学に行きましたが現地に着いて唖然としました。
物件の隣には、必要以上に豪華に建てられた宗教施設。存在感ありまくりで、日々の生活が落ち着かなそうな雰囲気を醸し出していました。
見落としがちな条件⑦:電車の音がうるさい
都心部の電車はあまり地上を走っていないので、ついつい忘れてしまいがちなポイントです。仲介業者に紹介された東横線沿いの物件は、線路から数十メートルは離れている物件でしたが、電車が通ったときの音は無視できるものではありませんでした。
電車が通過したときの音を必ず1度は聴いてみて、一生聴き続けることができるかどうかを確認してみてください。
見落としがちな条件⑧:駐車場がない
間取り図を見ればすぐにわかるのですが、物件探しを進める中で、「あって当たり前!」という間隔が段々と養われていくことで、見落とししてしまいがちです。
見落としがちな条件⑨:壁の色が派手
壁の色は普通でいい、白でいい、それが我が家の色に対するスタンスでした。「なんでこんな色にしたの」と聞かれないためにも、派手な色を使った物件は避けるようにしました。
見落としがちな条件⑩:旗竿地
このパターンもよくありました。価格的にも若干安めに設定されていますが、前の家にすっぽり隠れてしまいます。個人的にはアリでしたが、妻が拘っていたポイントでしたので避けるようにしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
細かい点であったとしても、絶対に譲れない条件があれば、事前に仲介業者に伝えるようにしましょう。